映画『わが母の記』をご覧になった皆様からの感想をお届けします。(敬称略)


六十余年を生きてきて、随分とバカもしたし、周りに迷惑もかけてきて、消しゴムで消したい思い出も一杯ありますが、家族を持ったことだけは後悔していません。この映画では細やかな家族間の交流が豊かな伊豆・沼津の風景とともに美しい映像で描かれています。
(栗原裕康/沼津市長)


主演の役所広司と樹木希林の演技は観客をひきつける。小津安二郎の影響を強く受けていることは間違いなく、苦労して手に入れた平和が訪れる後半には特にその感覚が残る。映像はとかく美しい。
(Hollywood Reporter)


積み重なった感情の奥底に隠されていた母から息子への素晴らしき愛の物語だ。
(セルジュ・ロジーク/モントリオール世界映画祭代表)


年を重ねるにつれて変化する息子の心境、老いと共に失はれてゆく母の記憶、成長と共に芽生えた孫娘の家族愛それぞれを役所、樹木、宮﨑の3大スターが見事に演じきっている、必見の一作。
(桂由美/ファッションデザイナー)


井上靖が、もし、老いた母親の《下の世話》に勤しんでいたならば、ベストセラーは量産できなかったかもしれないが、日本の成人男性が女親を介護することへの抵抗感は、もっと早い時期から薄まっていただろうに。
(モブ・ノリオ/作家)


たとえ「言葉」では通じなくても、「心」で互いを認め合う「介護」のあり方を伝えている。介護疲れを感じている親族にとって、本映画は自分だけが苦しんでいるのではないと気づかせてくれる名作である。
(結城康博/淑徳大学准教授・社会福祉学)


10歳のとき、最愛の母を亡くした私です。たった10年で一生分の愛情を注いでくれた母でした。たとえ亡くなってもすべてを忘れてしまっても「母の愛」だけはそこにある。いつも、いつも、そこにある。この映画に、亡き母との再会の時間をありがとうと伝えたい。
(渡邉美樹/ワタミグループ創業者 ワタミ株式会社取締役会長)


親とは何であり、子供とは何であるのか?その答えは、親の子供に対する愛の深さを知った時に、自然とわかるものなのかもしれない。一途な深い愛は、誰れの胸にも、深く突きささって来る!
(吉田照美/フリーアナウンサー)


僕は、おふくろの死に目に間に合わなかった。でも、おふくろの額は、生きているがごとく、温かかった。じっと、僕が来るのを待っていてくれたに違いない。今も、そう思っている。
(みのもんた/キャスター)


誰よりも近い存在なのに本当の気持が伝えられず、また訊き出すことも出来なくてずっと悔やんだり、悩んだり…親子っていずこも同じなのだなあ、と。
家族のリアリティのある会話にクスッと笑いながらも泣けました。

(城戸真亜子/洋画家)


“100%”ほど愛されていても
“1%”しか愛がない!と
不安になりたがる僕らが
“100%”の愛を体感しなおすために。

(小池龍之介/正現寺・月読寺住職)


母が捨てた小さな種は葉を茂らせ、家族の蔭となり、やがて母を養うことに。
別れと再会、親子でも許し合うことの厳しさをきっちりと美しく描いている。
父親の孤独と威厳に心を打たれた。

(ロバート キャンベル/東京大学教授)


疑って、恨んで、憎んで…すべては親子という名の運命の糸。そして最後の最後に残るのが愛だとしたら…ひとはそれを老いと呼ぶのかもしれない。
(おおたわ史絵/内科医・作家)


エンドロールが涙で見えないほど 涙が止まらなかった。母がどんどん老いて 小さくなっていく姿を 見事に心と体で表現した樹木希林という女優は怪物だ。亡き母を想い 又 涙が出てきた。
(浅田美代子/女優)


「捨てた母」と「捨てられた息子」は、どう人生のつじつまを合わせていくのだろうか。
原田監督は、ユーモアとペイソスの中、“壊れた”母の賢さ、したたかさを描いて見事だ。それを包む昭和の日本家屋のたたずまいの美しさや人々の居住まいの優しさが心にしみる。"

(田嶋陽子/女性学研究者・元法政大学教授・女性学・英文学者・元参議院議員)


素晴らしきかな日本の家族の原風景。しかhし、そこには宿命とも言うべき老いが忍び寄る。悲しいなぁ。自分の母親の姿を重ねて見ていた。失われていく記憶……でも奇跡のような”愛の残り火”が。超高齢社会の今こそ意味がある映画だ。
(鳥越俊太郎/ニュースの職人)


視力の衰えた私の父も、一人娘の声の方向に頭をめぐらす。親と子ほど、凄絶なつながりはないのかもしれない。
(渡辺真理/フリーアナウンサー)


私は9年間、母をコーチとしてむかえたおかげで、普通の母と子という関係以上に深い関わりを持ち、大きな愛を知ることができました。特に親の愛情は子供の理解を超えて偉大だと感じています。私も結婚して、これから母になることが楽しみでもあると同時にとても覚悟がいることだと思ってます。
(杉山愛/スポーツキャスター・元プロテニスプレイヤー)


交わされる悲喜こもごもの日常会話。怒りや恨み等、剥き出しの感情があるのに何故だか朗らかで温かさが残る。愛という心の軸で繋がる素晴らしさあるからだ。
(増田明美/スポーツジャーナリスト)


母の愛を疑って、子どもの頃に流した涙。
母の愛を大人になってようやく知って「ありがとう」の心で流した涙。
こうして子は、はじめて親になっていくんやな。
肩をゆらして、わんわん泣いた。

(綾戸智恵/ジャズシンガー)


僕のおばあちゃんも最後は息子(僕のお父さん)のことを、さん付けでよんでいました。
人として絶対に避けられない母と子の別れ。泣きました。37歳の僕にはあまりにしみる映画でした。
見てよかった。

(サバンナ 八木真澄/お笑い芸人)


お母さんにありがとうのメールがしたくなった。
でも、突然そんなメールしたら逆に心配するかな!?いやいや、大丈夫やろ!?
う~ん。そんな風にお母さんの事考えるのはいいもんだ。

(サバンナ 高橋茂雄/お笑い芸人)


日本という国が日本らしかった時の”家”が、ここにあります。
(小堺一機)


同じ年代の母を持つ身として、たくさんの感情を素直に受け止めることが出来ました。最後の「一人の母のために」という言葉を聞いたときに、自然とぼろっと涙がこぼれました。
(佐藤弘道/体操のおにいさん)


我が子を愛していない母などこの世にはいない。抱きしめられなかった、伝えられなかった理由がそこにある。時の流れの中で、語らずとも伝わってゆくもの……
それは血によって結ばれた親子という名前の片身同志の縁。

(谷村新司/音楽家)


衛星とか色々な電波が生活に入り込んでいますが、
目に見えない親子の絆という電波をバリ三で感じました。
親の胸に抱かれて子は育つけれど、最後は子が親を背中に背負うようになる。まるで命の襷を繋ぐ駅伝や~!!脈々と命が繋がっていくところに感動しました。

(彦摩呂/タレント)


井上靖の自伝的映画で、古き良き日本の時代、家族の偉大さを知る。
自分の母の事を思うと涙涙の連続だった。
母の大切さもさる事ながら、女性の逞しさにも触れる事ができる。
結局男は女性に支えられ、依存してアイデンティティーを保ちながら生きているのだと、痛感させられた。
余談だが、原作の井上靖さん、監督の原田眞人監督は奇しくも相方大村の高校の先輩にあたり、伝統校に行ってない僕はこんな所でも学歴コンプレックスを感じてしまった。

(トータルテンボス 藤田憲右/お笑い芸人)


改めて母を大切にしようと思える最高の映画でした!
昔、母の車を勝手に乗って擦ってしまったことを内緒にしていたら、
次の日母ったらスーパーの駐車場で当て逃げされたと勘違いしていました。
まずはそのことから謝ろうと思います!

(トータルテンボス 大村朋宏/お笑い芸人)


子どもの頃、母親と山菜採りに行ったことがあります。
降りしきる雨の中、足を滑らせGパンのお尻の部分が破れるほど転んだのに
手から山菜を離さなかった母親。
僕の手は離したのに。

(ロザン 菅広文/お笑い芸人)


私の日本の文学との出会いは、井上靖さんで始まりました。
日本独特な家族愛を美しく描いた『わが母の記』は、世界に紹介出来る、絶妙な機会になる感動作品。
年齢問わず、それぞれの“わが母”を思いながら観て欲しい傑作です。

(デーブ・スペクター/放送プロデューサー)


誰にでもセピア色の母との思い出があるはずだ。ふとした瞬間、思い出が一気に蘇り鮮やかな色彩が脳裏を埋め尽くす。母と子の物語は、一人ひとり違う。
僕にもきっとそんな日がくるのだろう。

(石原良純/俳優・気象予報士)


「親は十人の子を養えども、子は一人の母を養うことなし」(日蓮聖人)わが母に勝る母なし、親子の縁の深さ、家族愛。人として親子の絆を改めて考えさせられました。描かれたふるさとの美しい光景。日本人で良かった。将に珠玉の名編です。
(木村光正/薬王寺本光寺住職)

 
◆『わが母の記』 4月28日(土)公開
http://www.wagahaha.jp/
 
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2012-02-14 (火) 15:28 / Top↑
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